グローバルコミュニケーションキャンプ 参加者座談会(2024)

2月16日(金)から27日(火)の12日間、生命科学科の学生10名がグローバルコミュニケーションキャンプ(GCC)に参加し、ニューヨークのSUNY(The State University of New York)オネオンタ校を訪れました。どのような内容だったのでしょうか。5人の学生らに体験談を聞きました。(1年生Sさん、2年生Nさん、4年生Iさん、Bさん、Oさん。プライバシー保護のためイニシャル表記です。)

<Q1. GCCに参加した動機は?>
S:海外に行ってみたいとは思っていましたが、言語の壁や金銭面でハードルが高いと感じていました。GCCは大学から金銭的があり、学科の先生の引率もあるということ参加を決めました。
O:英語力に不安があり、ギリギリまで参加を迷っていたのですが、先生に英語力がないからこそ勉強の為に行けばよいのでは、と言っていただき、背中を押されました。
I:私は海外の研究環境を見ておきたい、という気持ちがあったので・・・。

<Q2. 渡航前は事前研修があったそうですね?>
O:現地で自分の研究についてプレゼンテーションがあるので、その準備が主な活動でした。
B:パワーポイントの作成についてアドバイスをいただきました。プレゼンテーションもお互いの発表を見ることで自分自身の内容を見直すきっかけになりました。
N:事前に何度も練習できたため、自信を持つことが出来ました。

<Q3. SUNYでの授業、キャンパスの様子を聞かせてください>
O:広々としたキャンパス。池や森があり、空いた時間に散歩するのが気持ちよかったです。構内でシカやリスも見ました! 授業については、実物や写真を多く使っているものは理解がしやすかったです。先生が問いかけると必ず手を挙げて意見を言う学生が数人はいることが印象的でした。
S:私も現地の学生は先生との距離が近く、なんでも聞きあえる関係であると感じました。
N:初めのうちは緊張もあり、半分も授業の英語が聞き取れなかったです。しかし、日にちが経つにつれて内容についていけるようになりました。実践的な内容の授業が多いように感じました。
I:私は研究所を訪問したのですが、拙い英語で何度も同じような質問をしても、国にかかわらず、研究者として真摯な態度で答えていただけました。またせっかくなので、護身術の授業を受けました。非常に充実した時間を過ごせました。

<Q4. 宿泊は学生寮と聞いています。どのように過ごしたのでしょう?>
I:2人部屋でそれぞれベッド、机、タンス、クローゼット、鏡などがありました。
S:食事はバイキング形式の食堂で取りました。色々な国の量があり、美味しかったが、油が多いせいか、段々受け付けなくなり、途中からは日本から持っていったご飯などを食べました。

<Q5. 授業以外、大学の外で経験出来たことはありましたか?>
N:バディとカフェや食事、買い物を楽しみました。買い物をしているうちに英語にも慣れていきました。自然史博物館やNational gallery of artを回ったり、街並みを楽しむ時間もありました。
B:車で湖に行き、海藻をとり顕微鏡で観察したり、メープルシロップを作っている場所を訪れました。
S:ダウンタウンで現地の高齢者のティーパーティに参加したり・・・。
O:オネオンタ校に行く前に1日ワシントンD.C.を自由に回れる時間があり、スミソニアン博物館やホワイトハウスに行くことも出来ました!

<Q6. 今回の経験が今後の学生生活にどう活かせそうですか?>
S:英語にかなり不安がありましたが、意外とどうにか過ごせました。文化の違いや色々な経験などを得ることができたので行って本当によかったです。もし、言語が理由だけで留学を諦めてしまうような人がいたら、そこは諦めないでぜひ行ってほしい。私自身もこういう海外に行く経験はもっとしたいと感じたので、今後は交換留学や海外の大学院に行くことなども視野に入れたいです。
N:英語のリスニング能力がとてもあがり、よく使う英語を学ぶことが出来ました。格段に英語力が上がったと感じています。また、ポスターやプレゼンテーションは初めてだったためとても良い経験ができ、英語や発表により自信がつきました。
B:英語でコミュニケーションをとる能力が格段に上がったと思います。ほぼずっと英語を聴いたり話したりしていたのでとても良いトレーニングになりました。自分から話さないと人は教えてくれいないので疑問をどんどん口に出すようにしたら、より深い話ができて学校のことや現地のことをより理解できるようになりました。この質問する力は今後も何かを理解する上では大切になっていくと思いました。
I:超短期間といえども実際に留学できたので、留学のハードルが下がり、もっと積極的に留学制度を利用していこうと思えました!
O:すべての予定が決められているわけではなく、空いた時間の過ごし方は自分で決める必要があったので、やりたいことをやるために自分で行動することの重要性を学びました。また、今回の仲間が積極的に現地学生と交流したり、ポスター発表で発言する姿に刺激を受け、自分も行動を起こそうと思えました。英語に関して、もっと英語力があればよりコミュニケーションを楽しめるだろうともどかしい思いをすることも多かったので、英語を勉強したい気持ちが強まりました。

【インタビュー後記】
皆さんの現地での奮闘や驚き、先生方やバディとの交流など、多くの初体験に満ちていたことが充分伝わりました。来年度もGCCは開催予定です。英語課程ではGCC学生を今後もサポートしていきます。