過去記事

ニュース・アクティビティ2025.09.16

夏季集中講義 2025 (1)- Dr. Frorian Reyda, ニューヨーク州立大学オネオンタ校

8/18(月),/19(火), 21(木), 22(金)の4日間、ニューヨーク州立大学オネオンタ校のFlorian Reyda教授による夏季集中講義が行われました。Reyda教授のご専門は寄生虫学です。教授のご事情により残念ながら来日できないこととなり、急遽オンライン授業に変更されました。しかし、本学の大学院生がTA(ティーチングアシスタント)としてサポートを立派に務め上げ、講義のみならず実験までスムーズに進行いたしました。

後日、教授よりコメントをいただきましたので要約してご紹介します。

また、受講生の1人からも感想と解剖実験で見つけた寄生虫の写真が寄せられました。


<Florian Reyda教授のコメント 要約> (原文は英語ページをご覧ください。)

今回の授業は有能なTA、ソフィーの支援が無ければ実現出来ませんでした。ソフィー、本当にありがとう!

授業は学生らが様々な寄生虫に純粋な興味を示してくれて楽しかったです。ディスカッションでは彼らは当初、恥ずかしがっていましたが、次第に発言するようになりました。事前に送っておいた標本を見ながらスケッチをする課題では細部までよく描かれていました。魚の解剖実習は学生らが特に楽しんでいたようです。これもソフィーがまず解剖方法を実演し、進行してくれました。全員が少なくとも1種類の寄生虫を発見できたことは、私にとって大きな喜びでした。彼らはこうした発見に興奮している様子で、その純粋な好奇心に感銘を受けました。

総じて、彼らは素晴らしい学生でした。礼儀正しく、好奇心旺盛で、勤勉でした。この授業の受講生の誰かがきっと、将来の寄生虫研究者になるだろうと思います。



<受講生の感想:学部3年生>
Q1. 今回の授業「Parasitology(寄生虫学)」を履修した動機は?

A. 東京都立大学には寄生虫学の授業が開講されておらず、数年前に話題になったアニサキスやホストの数倍も長い線虫がホストに寄生している映像を見て気になっていたからです。


Q2. 魚の解剖をしたそうですね、寄生虫は観察できましたか?
A. はい、観察できました。スーパーで購入した真あじを解剖したところ、エラに1匹、小腸に7〜8匹の寄生虫を発見しました。授業の最後に解剖を行ったのですが、私の想像以上に多くの寄生虫が生息していて驚きました。先生とTAの方に同定を手伝ってもらい、授業で学んだ寄生虫を実際に確認できたのはとても楽しかったです。学んだ知識を実際に手を動かして活かすことができた、という実感もありました。





最新過去記事